いつかはいいレストランで美味しいディナーのクリスマスを過ごしてみたい。

旦那がクリスマスなのに高熱を出して寝込んでいる。せっかく下がっても、ちょっと動くとまた上がる、じっと寝ていればいいのに、動き回って上がっただ下がっただ言って騒いで、解熱剤を一生懸命飲んでいる。それが治らない原因だといくらいっても聞くようなタイプの人ではない。一回解熱剤を飲むのをやめて過ごし、ちょっと熱が上がると「ダメだ薬飲まないと」と騒いでは元気いっぱいお喋りしている。これ以上ウィルスを撒かないでくれ、と内心思いながらやり過ごした。
熱が上がらない私としては、熱が上がっても元気というのが羨ましい。部屋を締め切って、暖房ガンガン効かしてゲームなどをしているもんだから、部屋の空気は淀み、ウィルスが浮遊しているのか鼻のむずむずがひどく、元気だったはずの私も体調が悪くなってきた。喉はいたいし、咳もでる。熱が上がらないから、必死に暖かい格好をするが、36度5分がいいところだ。そして、しばらく不調が続く。
熱が上がっている旦那に優しくできない自分に自己嫌悪になりながら、「ああ、クリスマスなのにな。」なんて、嫌みのひとつも呟いてみる。元気でも何かするわけでもないが、美味しいもの食べに行こうくらいの気分にはなるだろう。それで満足しているふりをしている。本当は私だっていいレストランとやらにいってみたいのだ。美味しい肉とか鉄板焼とか食べてみたいのだ。そう言っても、近所の焼肉屋で「ほら、肉食わせてやってる」などとのたまう。そうじゃないのよ、もうとため息が出そうになるが、かわいそうなので静かに微笑んでみた。
そんなこんなでなにもできなかった今年のクリスマス、身体休めるどころか辛くて参った。体調が悪いと余裕はなくなるし、不安にもなるし、自己嫌悪で泣けてくる。クリスマスにメソメソして、みっともないなあなんて思いながら、来年はきっと笑ってステキなクリスマスするぞ、優しい奥さんになるぞ、と誓うのでした。